準平原 peneplain

 
 

 

 

 
 
 
 
準平原 peneplain
 
全ては準平原を目指している
 
地球上にある全てはその間絶え間なく確実に変化し続けていて、流れてきた時間を想像すると、千年の時間も瞬きした一瞬も同じような時の長さにあるようにさえ感じます。
それは、そびえ立つ高い山も小さな砂山も平等に浸食され平面に向かっている姿を僕に想像させます。
 
我々は積み上げ、囲うことで、人独自の時間を作りあげている様にも観えるがその時間は短く海辺に作りあげた砂山のように脆く崩れやすい。
大きなコンクリートの塊も、いずれ時が過ぎその形を失っていき、機能を失いやがて形もなくなっていく。
 
それらもまた地球輪廻の大きな輪のなかで循環している様に感じます。
今ある姿から、今はもうない姿を想像する。
 
大山友輝朗